堀 大介助教の論文が Scientific Reports に掲載されました
堀 大介助教らによる論文「Longitudinal recurrence and change in attention-check responses across five waves of a Japanese web panel(日本のWebパネル5年間におけるアテンションチェックへの回答の縦断的な再発と変化)」が、国際学術誌 Scientific Reports に掲載されました。
本研究では、2022年から2026年までの5年間にわたる全国Webパネル調査 JASTIS のデータを用いて、アテンションチェックへの回答が年をまたいでどのように変化するかを検討しました。アテンションチェック(注意確認)とは、回答者が設問文の指示を読んで、それに従って回答しているかを確認するための設問です。
5年間で延べ157,000件の回答を解析した結果、アテンションチェックに一度失敗した人は翌年にも失敗しやすい一方、翌年も調査に参加した人の多くはアテンションチェックを通過していました。また、過去の失敗回数が多い人ほど、その後も失敗する割合が高い傾向がみられました。
これらの結果から、アテンションチェックへの失敗には一定の再発傾向がある一方、同じ回答者が常に失敗するわけではないことが示されました。Web調査の回答品質を評価する際には、回答が時間とともに変化しうることにも留意する必要があります。
本論文は、Web調査における回答品質の縦断的な変化を理解し、データ品質管理のあり方を検討するための基礎的な知見を提供するものです。
書誌情報: Hori, D., Koda, M., Fujii, K., et al. (2026). Longitudinal recurrence and change in attention-check responses across five waves of a Japanese web panel. Scientific Reports. https://doi.org/10.1038/s41598-026-76729-w